46995人が本棚に入れています
本棚に追加
俺もヘリの中へ乗り込み椅子に座って待機と仮眠をとる。
暫くそうしていたと思った時、ステルスヘリの操縦席から内部への連絡が入った。
「オオォ。オオ。」
時間だ。出るぞ。
ステルスヘリのハッチが閉まり、外部の音と光や風景から遮断されたまま、今だに明らかにされない作戦内容に不安を抱きながらも現場に向う。
「オオォオ、オオォ。」
着いたぞ。気を付けてな。
その声と共にステルスヘリのハッチが開く。
ハッチに付いているバーに腰から伸びるワイヤーの先のフックを引っ掛ける。
一度下を見て降下場所を確認した。
「オオォ、オオオォ。」
了解、降下します。
戦闘員服の機能を一つ呼び出して作動させる。
そうする事で、戦闘員服が周りの風景と同化して良く目を凝らしてようやく見えるかどうかという擬態をする。
秘密裏に降下するには打って付けなのだ。
最初のコメントを投稿しよう!