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さて、中に入れたのは良いが誰もいないようだ。
ん?良く見ると奥にもう一つ扉が有る。
そこにもし人がいたならばその人が今回の作戦内容を教えてくれる人の可能性が高い。
ドアに近付き、ドアノブに手をかける。
横目に入ったドアには応接室と書かれたプレートが下げられていた。
一応、ドアをノックするかなと何故か考えた。
コンコンコン!
木特有の高い音が3回響く。
「開いてますよ。」
驚いた。本当に人がいた。しかも年配の女性の声だ。
「早く入りなさい。まるで私が独り言を言っているようではありませんか。」
俺の存在を簡単に認識出来るのか?このまま入れば誰もいないのに勝手に開閉するドアを目撃させる事になる。
それを見て心臓に悪影響を与えなければ良いのだが。
悩んでいても仕方無い。開けよう。
ガチャ!
「いらっしゃい。貴方がアンタレスから来た戦闘員さんね?」
驚くどころか正体を見破られた。
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