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それ以前に減給は勘弁願う。俺の場合は直接的に命に関わる。
「あらあら、大袈裟ねぇ。」
無視だ。無視しろ。これ以上、この人の前で逆らったり余計な事を考えるな俺。
作戦内容を確認しました。
それでも人間は雑念を簡単に捨てられないらしい。ふと、考えた疑問に美菜さんが答えてくれた。
「悪の組織が何故ボランティアをするのかはね、私が貴方達の総首領の正体を知ってるからなのよ。」
あっさりとだが物凄い爆弾を投げ渡されたような心境になった。
これを俗に言う爆弾発言か?
「あらまあ、随分冷静ね。此所で私を消すと考える人だっているのに凄いわ。」
消せるなら俺が来る前にアンタレスがやってるんじゃないか?
それでも美菜さんが此所に存在するのは、理由が有る筈だ。
俺が考えた理由のパターンは四つだ。
1・美菜さんがとてつもなくて強い。
2・協力者。
3・消すと後々に響く何らかの事態が有る。
4・総首領の正体以外の秘密を知っている。
さて、どれかな?
「あら、全部正解よ。」
当たっても嬉しく無い時って有るもんなんだな。
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