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ゼェ、ハァ。
戦闘員服のアシスト機能が有っても軽く息切れをするとは思わなかった。
しまって有る物が多すぎるのに山のように積まれた物の真ん中や一番下から山を少し持ち上げたりして無理な体制をとり続けた。
関節部分から少し焦げ臭い香りが戦闘員服で密閉されているにも関わらず、鼻に到達して流石に怖くなった。
そんな事が有ったが、戦闘員服の関節部分は少々摩耗しただけだった。
そして、園庭に交通安全教室に使用する機材をようやく運び終えた。
銀鐘保育園の外に設置されていた時計を見るともう7時になっていた。
ん?誰か来たぞ。
「おはようございま~す。」
「あら、おはよう。今日は交通安全教室よ。いつもより大変よ。」
「解ってます。あれ?そちらの方が今回の悪役をするボランティアの方?」
「そうよ。ま、いつものようによろしくね。」
「勿論!よろしくね、ボランティア君!」
この保育園の先生か。
って言うかこんな事がいつも有るのか?
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