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そうこう考えている内に新たな人影が5人程銀鐘保育園の入口に近付いて来ている。
何故か見覚えが有るように感じる。
「おはようございます!ファイナルファイヤー5人全員、交通安全教室ボランティアに出向しました。」
そうそう、そんな名前の気違い格闘集団だ。
聞き覚えもさる事ながら見覚え有るのは当然だな。
「あらあら、わざわざありがとう。」
美菜さんは笑顔で気違い格闘集団を迎える。
この手に武器が有り、奴等の殲滅も許可されてれば俺も万全の体制で出向いたのに。
「あれ?今回のボランティア君は見覚え有るような?」
ピンクが少し遠巻きに見ていた俺を見てそう言った。
戦闘員は体格等で多少の違いが出てくるが、同じ服なのに良く見分けるな。
「確かにな。見てるだけでムカついてくるぜ。」
レッドがピンクにそう語る。安心しろ。俺もお前を見ると腹が立つ。
・・・・・・本物だとバレないようにしないと此所が戦場になってしまう。
「それじゃ、時間が無いから準備を始めましょう。早くしないと園児達がバスで来るわよ。」
「「了解。」」
こうして頭が痛くなりそうな交通安全教室の準備が始まった。
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