見えぬ敵

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一時間目は英語だった。 どうやらコミュニケーションがどうたらで、違う部屋にグループで移された。 愛と優一は同じグループだった。 「さ、今日はオーストラリアの人にきていただきました。皆さん、今日も習った文法で復習もかねてお話をしましょう。」 先生がそう言うと、みんな嫌そうな顔をした。 どうやら、あまりこの授業は好きじゃないようだ。 (この前、英語の教科書を見たけど……。なんか、あっちで学んだような単語だったな。) 「Hi!Good morning. Everyone!」 その文を聞くと、すぐに何を言ってるのか理解できた。 この言語は、魔法界でも使っていたからだった。 「WAO!There is a person I don't know. The person who sees for the first time!」 ペラペラ喋る外国人に、みんなは黙り気味だった。 「Please tell me your name.」 外国人は愛と優一に向かって言った。 優一が口を開く。 「My name is Yuuichi. There were circumstances, and I was transferring to this school. The year is 16 years old. That a favorite one plays a fruit and a harp.」 「!?」 急にペラペラしゃべり出す優一。 発音も手慣れていて、英語には慣れている様子だった。 「Can you play a harp?」 「YES.」 「Nice to meet you♪」 「Nice to meet you too.」
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