後悔という名の一歩道

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俺はローテンションのまま作業を進めていく。 順調に進んでいるのだが……。 【ちょっと何処触ってんのよ‼】 とメスのウサギ 【ボボボ…ボクは美味しくないです❗絶対、絶対に美味しくないです‼キャーーーーー‼】 オスのチンチラ 【少年、私のは後回しで良いぞ。他の者の部屋を清掃してやってくれ。】 さっきのフクロウ …………。 ええい💢実に気が散る‼ 開店前というのに俺の体には相当な量の疲れが貯まってる……気がする。 体が、そして精神が重い……。 何か気を紛らわす物はないのだろうか……。 あ、そうだ。 さっきのフクロウと話してみるか。 あのフクロウの口調から想像するにかなり冷静な奴と思うので、喧しいジョウやなんかイライラするメスのウサギと話すよりずっとマシなのではないかと俺は考えた。 さて、どんな話を振るかな…。 「なぁフクロウ。お前は此処に来て長いのか?」 俺はフクロウを直視せずに作業をしながら声を掛けてみる。まぁこの辺の質問が妥当だろ? 【ほぅ、少年よ私と話してくれるというのか。】 「ああ、お前なら他の奴と違っていい話し相手になりそうだからな。」 【ふむ。面白おかしく話す自信はないが少年がどうしてもと言うなら相手になろう。】 「構わないよ、面白おかしくなくても。それから俺の名前はユウだ。」 【ふむ、少年はユウというのか。承知したよ少年。】 いや承知してねぇじゃねぇか、真っ先に少年と呼びやがった。 まぁいいか、そのうち名前で呼びだすだろうさ。人間そんなもんだ、いきなり口癖や呼び名を変えるなんて簡単には出来るもんじゃないさ。 いや、人間じゃないなこいつは。 「それで、お前はどのくらい此処にいるんだ?」 【どのくらいか……。そうだな確か季節が一回りするくらいではないだろうか。この部屋の照明が483回ほどつけられたから大体それくらいだろうな。】 お前どれだけ暇なんだよ。 そりゃカゴの中に入れられてるから嫌でも暇になるだろうが
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