その男、犯人。

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「何でお前まではいってくんだよ」 唸っていた少年が言う。 「何で田崎にそんなこと言われなきゃなんねーんだよ!!」 多村が半泣きで訴える。 「なんかうざいから?」 おっとりな少年が多村に言う。 「真野までそんなこと言うのか!!」 「だって事実じゃーん」 真野と呼ばれた少年は天使な笑顔で多村の心を突き刺す。 「ひっひでー!!尾和はそんなこといわねーよな!?」 「…………………。」 尾和と呼ばれた少年は無視を決め込んでいる。 「無視かーい!!」 多村は全力で突っ込んだ。 「おい!!俺のこと忘れてるだろ!!!」 「「「「あ。」」」」
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