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天使の翼が見えたんだ。
その途端、
僕のｺｺﾛは空に返って、
目の前の悪魔に気付いた。
なぜ今まで気付かなかったのか。
なぜ今まで気付くことができなかったのか。
天使の微笑みに背を向けていた僕は、
天使のさしのべた手にも気付かず、
天使の流した涙にも気付かず
悪魔の声に耳を奪われていたんだ。
そうか。
もうひき返せないのか。
だから、気付けなかったんだ。
雨上がり、
見たことのない暗い空で、
もう見れない空に、こがれて、
僕はすべての想いを断った…
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