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「すっ、拗ねてねーよ」
「ははっ。して、何して遊ぶん?」
寝転んだままの俺は、座っている蓮次に見られて視線を逸らす。
特に何がしたいって訳でもなかったけど、ただ蓮次といたかった。
「…別に何でもいーよ」
「なんや決めてへんのかい。じゃあ、ゲームな」
「またかよ」
呆れて俺が言うと蓮次は妖しく笑う。
「ただのゲームやないで。賭けゲームや」
「はぁ?」
「ルールは簡単。浦正のできる格闘ゲームで、負けた人が勝った人に、せやなぁ…デコピンさせるってのはどう?」
「いいぜ」
蓮次の提案に俺は袖をまくり上げる。
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