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時はさかのぼり、二年前。
「裕ー翔ーっ!!!!!!」
「涼介っ!!!!」
ダキッ
朝、いつも抱き着きあってた。
「次、体育だよ。行こ~う!」
「よし、行こ~う♥」
手なんか繋いじゃってさ。
いつもいつも一緒だったよ。
そう、二人が離れる時なんかなかった。
それが、回りからは気に入らなかった…
コッソリ聞こえたんだ。
「近すぎ」
「キモい」
「馬鹿みたい…」
涼介も気付いたのか、
「この先もずっと一緒だよね………?」
ただ一言…
「うん!なにかあったら、俺が助けてあげるっ!!」
何気なく交わした言葉、俺には重かったから…。
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