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「ただいま。」
普通の家族なら、「おかえり」と出迎えてくれるだろうが俺は言ってもらう人がいない。
俺の両親は死んでしまっていた。
チーン
母と父の写真の前に行き、手を合わす。
「父さん、母さん。俺も明日にそっちに行くからな。俺は相変わらずこんな力のせいで、皆に避けられる。生きている意味が分かんないよ。」
俺は生きている意味が分からず、明日死のうとしていた。
「明日でこの世ともおさらばか。」
俺はそう言い、眠りについた。
明日、運命を変える出会いをするとも知らずに…
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