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「家庭のある人を、こんなに好きになる何て..、だけど、凄く苦しくなって来て、もう、独りでこんなキモチを抱えてるのも辛くなって、今日ハナに会ったら聴いてもらおうって。」
泣きそうな顔をしながら、知佳は笑った。
そんな彼女を見ていたら、いつかの自分を重ねてしまった。
「私は、知佳が不倫をしてても責めたり何かしないよ。だって、好きになっちゃったんでしょ?その人の家庭を、どうこうしよう何て思ってないんでしょ?」
もっと早く、相談してくれたら良かったのに。ずっと独りで抱えながら、私にさえもその辛さを隠していたんだと思うと、やりきれないキモチに心が包まれていった。
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