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氷結地獄
色褪せた 渇望の瞳
研ぎ澄まされた 獣の牙
深い深い 深淵の闇
凍付いた 門が佇む
封ぜられし 黒翼の烙印
今は無い 光明
鋭く睨む 紫色の瞳
未だなお 衰える事無く
蒼空を見上げたまま
届きもしない 左の掌に
黒い剣は 淡い光で天を貫く
下層に繋がる 触れざる 禁忌の氷
苦しみ嘆く 血流れぬ 体の欠片
気高き 氷の牙
絶対零度で 彼女を閉ざした
焔燃える事叶わず ただひたすらに 凍付く
私の心 魂を捉える
消えない幻は 癒えない 永久の宝石
氷の奥の深淵に 閉じ込めた
氷の牙
噛み砕くのは 思い出
氷の爪
切り裂くのは 愛の証
彼女は氷に 封じた 業
彼女は闇に 封じた 罪
彼女の為の 仮面は 罰
絶対零度の 氷結地獄
私の心の 闇の中
氷の棺桶 眠る姫よ
私の為に 何時までも 微笑んで…
求めても 届かない 左手の剣 握ったままで…
永久に凍付く 氷の中で
ただ貴女だけを 何時までも 守り続ける
氷の獣 共に封じた 仮面の誇り
私は独り…
でも何時までも 二人一緒の…
幻身抱いた 氷結地獄………
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