第2話  再起

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長かった入学式も終わり、勝哉は今自分の教室にいる。ちなみに勝哉は1年B組だ。      「はぁ・・・」 勝哉はまたしてもため息を吐いていた。教室では自己紹介が行われているのだが、周りは全員女子なのだ。他のクラスでは男子が2人ずついたのに、B組は勝哉1人だったのだ。とにかくいづらい雰囲気がある。勝哉はこれまで女子とはあまり交友がなかったので、こういう状況はあまり慣れていなかった。なので勝哉はずっと俯いたまま自己紹介を聞いていたのだった。 やがて自己紹介も終わり、その日は終わりとなった。とりあえず帰ろうとした勝哉だったが、 「ねぇ!宮前くん」 1人の女子が声をかけてきた。
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