#1 二人ぼっち

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アスカ「気持ち悪い。」 その言葉を聞いて少年は、ホッとした。 シンジ(いつものアスカだ) その後、しばらくの沈黙があった。そして、先に口を開いたのは少女の方だった。 アスカ「ねぇ、シンジ。なんで何もないの?」 シンジ「僕が望んだ世界を造ろうとしたらこうなったんだ。」 アスカ「アンタにどんな権限があって、そんな事出来るのよ。」 シンジ「分からない。でも初号機に乗って、目の前に巨大な綾波が現れて、そして気が付いたらこんな事になってたんだ。」 アスカ「支離滅裂よ。そんな事、理由にならないわ。」 シンジ「そんなぁ。」 アスカ「本当に誰もいないの?」 強気に言っていた少女は急に弱気の口調になった。 シンジ「誰もいないよ。この地球に残っているのは僕とアスカだけだよ。」 アスカ「アンタとアタシの二人だけぇ。最悪くぅ。……まぁ、いいわ。とにかく、これからどうするか考えましょう。」 シンジ「うん。」 少年は目を閉じた。
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