313人が本棚に入れています
本棚に追加
アスカ「気持ち悪い。」
その言葉を聞いて少年は、ホッとした。
シンジ(いつものアスカだ)
その後、しばらくの沈黙があった。そして、先に口を開いたのは少女の方だった。
アスカ「ねぇ、シンジ。なんで何もないの?」
シンジ「僕が望んだ世界を造ろうとしたらこうなったんだ。」
アスカ「アンタにどんな権限があって、そんな事出来るのよ。」
シンジ「分からない。でも初号機に乗って、目の前に巨大な綾波が現れて、そして気が付いたらこんな事になってたんだ。」
アスカ「支離滅裂よ。そんな事、理由にならないわ。」
シンジ「そんなぁ。」
アスカ「本当に誰もいないの?」
強気に言っていた少女は急に弱気の口調になった。
シンジ「誰もいないよ。この地球に残っているのは僕とアスカだけだよ。」
アスカ「アンタとアタシの二人だけぇ。最悪くぅ。……まぁ、いいわ。とにかく、これからどうするか考えましょう。」
シンジ「うん。」
少年は目を閉じた。
最初のコメントを投稿しよう!