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そして少年は目を開けると目の前に、青い髪、紅い瞳、白い肌の見慣れた少女がいた。
シンジ「あ、綾波…?」
レイ「そうよ。」
シンジ「なんで、ここにいるの?」
アスカ「何、独り言を言ってるのよ。気持ち悪い。」
どうやら、その少女の姿は少年にしか見えていないらしい。
レイ「皆に戻って来てほしいの?」
シンジ「……うん。」
レイ「再び他人の恐怖が始まるのよ。」
シンジ「分かってる。でも、誰もいないと逆に傷つくだけだから。」
レイ「そう。それなら『復活の儀式』をしましょう。」
シンジ「『復活の儀式』?」
レイ「そう。あなたが初号機に乗れば行えるわ。ただ……。」
シンジ「ただ、何?」
レイ「『復活の儀式』を行うと、今までと違う世界が現れて、私とあなたとあの娘以外の人は、私達の知らない世界から続きが始まるわ。そして、私達3人はその世界で生まれてから『空白の時間』が存在することになるの。その『空白の時間』には今まで過ごした時間が私達の記憶に記録されるわ。」
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