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忘れていた…
あの日は僕の誕生日だったんだと
僕は何て馬鹿だったんだ
僕は走って彼女の病室に向かった
病室に入り僕は静かに彼女を抱き「ゴメンな」と泣きながら一言かけた
両親も後から入ってきて一緒に彼女の側にいてあげていた
いきなりだった
彼女の目が開き
キョロキョロまわりをみわたすのだった
彼女の両親が「大丈夫かい?」ときくと彼女は無言のまままわりをキョロキョロするだけであった
母「ここがどこだかわかるかい?」ときくと彼女はただ顔を横にふった
母「私が誰だかわかるかい?」ときくと彼女はまた顔を横にふった
彼女の両親は泣き崩れた
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