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優空悠里<ゆらゆり>
優空悠里に想ひ
優空悠里に願ふ
言の流れ止まらじ意心
苦を介し夢忘るる現し身
夢中の幻は現の灯
されど触れざるが幻
雨降り昊は夜音の雫
奏でたるは低香なる酒よ
故、軽く酔う乱酔波紋
無拍子に無乱打に
現を打つ昊の泪描き
褪々とした哀しみ村時雨
音色に幾久無くとも
哀香を感るるには則したもので
心打つ音色にただ…
優空悠里なる想い感ずる
優しくも空は昊
遠き儚き夢なる里は
いとおかしき過去鏡を写す
褪せた色の世界に
故成る心
優しさに感慨せじ
嗚呼…
優空悠里
嗚呼……
優空悠里
今は遠きかな
懐かしの優空悠里
昊は今何を想ひ
何が為雨奏でるのか
今泣き続ける昊に尋ねる
幻の優空悠里に抱かるるままに…
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