いとおかし 月姫

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いとおかし 月姫

いとおかし 笑顔纏いて  抱き付く仕草 触れていたい いつまでも いとまごい 今は遠きに 去り渡る 夜の先の  月姫に いとわしい 風に流した 恋文が 届くのは  月跨ぎ故に いとおしい 美しき 黒髪流れ それもまた 幻香月 いとおかし 恋わされた 絡繰り想香 伸したとて もう…届かぬ 嗚呼… いとおしい…… 遠き空の 月姫… まだ… いと逢いたき 故 想い増すばかりで 否 それもまた… いとおかしき想い…
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