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…こうして允浩に拾われた2匹は
子犬は有天に、子猫は允浩が引き取り
子猫に允浩は「じぇじゅん」有天は
子犬に「しあ」と名付け、動物との生活が
始まった。
…まさか、あんな信じられない
出来事が起こるとは夢にも思わずに…
「にぃ…」
「ぉ。じぇじゅん…お腹空いたのか?」
朝、寝ている允浩の頬を舐めて
起こすじぇじゅん。最近ではこれが
朝の目覚まし代わりだ。目を擦りながら
身体を起こすと膝の上に乗り、允浩を
見上げ挨拶の様に可愛い声で鳴いて見せた。
「みぁー」
「ん―、おはようじぇじゅん。」
擦り寄るじぇじゅんを抱き上げて
口づけをすると抱えたままベッドから
降りた。生活し始めてから数日経って
いるのでじぇじゅんの身体も
それなりに育ってきていた。
「また大きくなったかぁ?」
「みゃぅ。」
「お前、人間だったら可愛いだろうな~」
。
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