第1話

4/6
前へ
/9ページ
次へ
…こうして允浩に拾われた2匹は 子犬は有天に、子猫は允浩が引き取り 子猫に允浩は「じぇじゅん」有天は 子犬に「しあ」と名付け、動物との生活が 始まった。 …まさか、あんな信じられない 出来事が起こるとは夢にも思わずに… 「にぃ…」 「ぉ。じぇじゅん…お腹空いたのか?」 朝、寝ている允浩の頬を舐めて 起こすじぇじゅん。最近ではこれが 朝の目覚まし代わりだ。目を擦りながら 身体を起こすと膝の上に乗り、允浩を 見上げ挨拶の様に可愛い声で鳴いて見せた。 「みぁー」 「ん―、おはようじぇじゅん。」 擦り寄るじぇじゅんを抱き上げて 口づけをすると抱えたままベッドから 降りた。生活し始めてから数日経って いるのでじぇじゅんの身体も それなりに育ってきていた。 「また大きくなったかぁ?」 「みゃぅ。」 「お前、人間だったら可愛いだろうな~」 。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

458人が本棚に入れています
本棚に追加