第1話

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僕は猫。 お母さんとはぐれて この場所に来たんだ。 一人じゃないよ? 同じ位の犬さんもいるの! 犬さんとはたくさんお喋りしたの! …だけど、そのうち犬さんは くたぁってなって… 喋らなくなっちゃった… 助けたくて僕は必死で鳴いてた。 でも、みんなは僕の声を 聞いてくれない… 雨が冷たくて、寒くて… 声も出なくなり始めた… そしたら、僕の前に誰かが来たの… 雨が降らなくなって 目を開けたらかっこいいお兄さん。 頑張って鳴いたら お兄さんは僕をふかふかの タオルに包んで連れてってくれた… 何されるか分からなくて 不安も恐さもあるけど… 何故か…お兄さんの腕の中は とっても安心できたんだ… 。
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