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「おじいちゃんを虐めるやつはアタシが許さない!」 そこに立っていたのは鉄パイプを持った、17,8歳の女の子だった。 おそらく村長の孫娘であろう。 「あぁ?んだてめぇ。やんのか!?」 「やってやろうじゃんか! たぁぁぁぁあ!!」 「やめなさい!シフォン!!」 村長が叫ぶ。 村長が止めてるのにもかかわらずシフォンはガーゴイルに突っ込む。 そしてガーゴイルのスネに鉄パイプで殴りつける。 が、 「効かねぇな。弱すぎんだよ!」ガーゴイルがシフォンを身体を握る。 「ぐはっ、がっ!」 苦しい…、肋が、折れ…る。 うっ! 「お、お願いです!その娘の命だけは!お願いしますお願いします。」 「てめぇが悪いんだろが、俺様の村でこんな悪い子をほっておくから…代わりに俺様がお仕置きしてやろぅ。」 グッ… ガーゴイルがシフォンを握った手に力をこめようとしたその時。 「この村が誰のものだって?あぁ?」 若い男の声。 ボォォ! ゴゴゴゴゴコ… 辺りが急に炎に包まれる。 「!?。な、なんだ!?」
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