死蝶乱

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死蝶乱

死に急ぐ羽根 黒く… 儚い命 可憐に… 憐れなほどに 美しい… 乱れて散り逝く 死蝶乱 肩に止まる 君は遠く 可憐に麗しき命 儚い夢現 幻さえも ユラユラ揺れた 蜃気楼 闇に撒いた 真紅の鱗粉 淡い光で輝いた 涙流れた 天之河 逢えるのは いつになるでしょう? 死の羽根が 舞い上がる 儚さは 夢陽炎で 瞳模様の黒い羽根 闇夜で ただ… ユラ…          ユラ… 乱れ波紋に 雫が消えた… 止まる事を知らない光 飛び立ち去る 黒死蝶 罪深いのは 飛ばない心 地面から 足が離れない 輪廻でまた 出会うのに 繰り返される 別れ… 出会い 知らないのは 違いに同じ 真実は 夢現 黒い羽根が 乱れ飛ぶ 刹那さは 夢陽炎で 真紅に光る死の羽根 月夜で ただ… ヒラ…          ヒラ… 乱れ波紋に 雫が消えた… 乱れた… 崩れた… 繰り返すのは 出会い 別れ… またいつか逢えるでしょう? 時を超えた 恋人達…… 死の羽根が 舞い上がる 儚さは 夢陽炎で 瞳模様の黒い羽根 闇夜で ただ… ユラ…          ユラ… 乱れ波紋に 雫が消えた… 乱れて散った 死蝶乱
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