恋という花

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<ソンジェside> 「ソンジェ!!!」 煙の 中から藍莉が僕を 呼ぶ声が聞こえた。 僕は 血の気が引いた。。 そして 藍莉を掴んで 走って逃げようと すると、 「ソンジェ!! 危ない!!!」 その声と共に 突き飛ばされた。。 何が起きたのか 分からなかった。。。 そして 藍莉が僕にもたれかかって いる感じになっていた。。 (まさか!?!!) 僕は 藍莉を急いで お姫様抱っこして クラスの外へと運んだ。 凄く 嫌な予感がした〃〃 手に べっとりした感触が する。 なんとか クラスの外に 出れたが。。。 僕が 抱っこしている 藍莉は…。。 「おい藍莉!!! しっかりしろっ〃〃」 僕が、僕が。。。 抱いている藍莉は…。 横腹から 大量に血が流れて ぐたっとしている。。 「ソ…ンジェッ。。。 ごめ…んね〃〃 わ…たし もう……だめかも…。。 あなたに〃〃 会えて…幸せ…だった ソン…ジェは。。。 わたしの…〃 太陽だよ…。。。 ソンジェ…。。 …………。 サラン…へ…。」 藍莉は 瞳をゆっくり閉じた。。 「…藍莉? 藍莉!!! しっかりしてくれよ〃〃 目を開けて また 可愛い笑顔を 見せてよ…〃。 嘘だろ…。 嘘って言って。 冗談だよって言ってよ〃僕に 抱きついてきてよ…。 お願いだから。。」 しかし 藍莉は 目を開かない…〃 確かなことは 血がさっきから 止まらず流れて いることだ…〃〃 (このまま行けば 本当に藍莉は…。。。) そんな 考えが頭をよぎる〃〃 僕は 急いで救急車を 呼んで、病院へと 向かった。 藍莉は 酸素マスクをつけている。 そして 手術室へと 入っていく〃〃
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