氷の瞳。

3/6
前へ
/27ページ
次へ
自分の部屋に 入りベットに ダイビングした私。 しばらく 仰向けでゆっくり していると。。。 隣の部屋から 声を必死に殺して 泣いているような なのが聞こえてきた。 心配に なった私は 隣の部屋に行ってみると…。 五歳の 七海が泣いていた。 「七海。 どうしたの? 怖い夢みたの? ここだったら みんなを 起こしちゃうから 藍莉姉ちゃんの 部屋に行こうか。」 小さく 頷く七海。 私の部屋に ついたら 七海が泣いてる訳を 少しずつ 教えてくれた。 「…お姉ちゃん〃〃 あのね、、 七海ね。。 パ、パ、ママに…。。。 嫌われてるの、、、 私が悪い子だから。。 パパママ 私なんかいらない…って………」 七海は 必死で思いを 伝えてくれた。 そして また涙を流した。。。 私の 胸は凄く 締め付けられた。。 子供には なんの罪もないのに。。 なんで こんなに七海が 苦しまないと いけないの?〃 「七海は悪くないよ。。 だってこんなに 可愛くって、優しいんだもん。 お姉ちゃんは そんな七海が 大好きだよ。」 藍莉が そう言いながら、 七海の頭を 撫でてあげると 七海は 大声で泣いた。。 「お姉ちゃん、お姉ちゃん。 私、怖いよ。。 パパ~ママ。。 七海が悪い子、、 本当に ごめんなさい〃〃 迎えに来てよ、、」 私は 七海を力を込めて 抱きしめた。。 「七海。 大丈夫だから。 大丈夫。 七海はいい子だよ。 怖い物は お姉ちゃんが 七海とずっと一緒にいて やつけてあげるから 大丈夫だよ。 ほら泣かないで?」 七海は さっきより 落ち着いたが、 まだ泣いていた。 そんな 七海の姿は 私の小さい時の姿 そのもので、 本当に 胸が痛んだ。。 七海の瞳も 私の氷のような 瞳に似てきた。 七海は 私のような思いを させたくない。 こんな瞳に させたくない。 心からそう 思った。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加