消えない傷

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「ほら椿、頑張れよ」 慶治は優騎と同じように宝石を椿に渡す。 「…………」 椿は全神経を手に集め魔力を込めるイメージをした。 だが椿は何かに気づいたいくらイメージしても魔力が体を流れる気がしなかったからだ そして起きてはいけない事件がおきた。 「椿、手を開いてごらん」 慶治は優しく椿に言うそして椿はゆっくり手を広げると 「えっ?」 最初に驚いたのは椿だった 自分が持っていた宝石は透明になっていたからだ 「お父さんこれは何属性なの?」 慶治に聞く椿だが目を見開いたままの慶治は反応しない
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