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鎧衣「行っちゃったね。」
珠瀬「そうだねぇ。無事に辿り着ければ良いけど・・・。」
榊「ちょっと!今は任務中よ!私語は慎んで!」
彩峰「・・・榊うるさい。」
榊「何ですって?」
彩峰「何?」
彼女達のやり取りに気付いた武と冥夜は、同時に深く溜め息をついた。榊と彩峰は、普段からこのような口論が絶えない。規律に厳格で良くも悪くも軍人気質な榊と独断専行型で協調性に欠ける彩峰。正反対の2人はどうもそりが合わないらしい。いわゆる『犬猿の仲』というやつだ。
一方珠瀬は、2人の口論を止めさせようとしてはいるが、どうすれば良いか分からずにオロオロしていた。彼女は日頃から皆が仲良くまとまっているようにと願っている為、今のような状態を早く脱したいのだろう。
残った鎧衣であるが、彼女は2人の口論などお構い無しに『夕日が綺麗だね~。』、『そう言えば、今日の夕食って何だっけ?』などとマイペースを貫いている。
冥夜「武、何とかするがよい。」
武「ったく・・・。皆!ハンガーに戻るぞ!」
全員「了解!」
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