Episode2 ‐本物の戦場‐

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‐同時刻、ケベック中隊‐  BETA群の出現ポイントに最も近い位置にいたケベック中隊は、そのBETA群を殲滅すべく出現ポイントに向かっていた。 ケベック4「あんなに大勢でどこに隠れてやがったんだ?」 ケベック8「仲良くお出かけでもしてたんだろ?」 ケベック3「G弾投下時にハイヴからかなり離れた位置にいたみたいね。」 ケベック11「という事は、地下茎構造(スタブ)がかなり遠くまで伸びていたのでしょうか?」  2発のG弾が爆発したにも関わらずその被害を受けていない事と出現ポイントから考えると、BETAの北米侵攻も目の前に迫っていたのではないか。そう考え、彼等はゾッとした。 ケベック1「お喋りはそこまでだ!全機兵器使用自由!狩り尽くせ!」 全員「了解!」  隊長の声を合図に、12機のMiG-21バラライカが噴射跳躍(ブースト・ジャンプ)、BETA群に攻撃を開始した。BETA群は要撃(グラップラー)級、戦車(タンク)級で構成されている。 ケベック10「オラオラァ!」 ケベック12「こ、このぉ!」  まずは遠距離から120mm砲弾の雨を降らせる。 ケベック2「行くぞお前等!突撃だ!」 ケベック7、8、9「了解!」  続いて突撃前衛(ストーム・バンガード)が36mmを乱射しつつ近接戦闘を仕掛ける。 ケベック1「さあ乱戦だ!1匹残らず始末しろ!」 全員「了解!」
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