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てゆか、なんで私殴られたんですかね?
「お、お前が悪いんだっ!」
…は?
美「おい、てめぇ」
みっ、美優っ!?
声がっ…凄い低い…。
ドス声??
「美優たんは僕のこと好きだよね~?安心して、僕も好きだからね~?…こんなキモ女、ひと突きだからね~?」
すると、男はポケットからナイフを出した。
…いやいやいやいやいや、
なんでナイフなんですかっ!?
美「…ちょ、有り得ない。杏危ない、狙われてるから後ろ下がってて」
え…でも美優も危ない…。
「美優ちゃんは離れてて~?」
男はいきなり走り出し、私の前に立ちはだかった。
そしてナイフを振りかざした。
シュッ…
ちょっ、あぶなっ…
てゆか腕
かすったんですけど…
美「杏っ!!血でてるっ!!」
あ、本当だ。
さっきかすった部分から血が。
「次は外さないよ~?すぐ終わるからね~?」
男はまたナイフを振りかざしてきた…
私はもう終わったと思った。
美優今までこんな私と仲良くしてくれてありがとう。
罵ってくれてありがとう。
いや、別に喜んだ事は無いんですけどね。
お兄ちゃん、すごく今は頼りないですが私が居なくなってもちゃんと1人で生きていって下さい。
そしてシスコンを卒業してください。ついでに、ペドちゃん。
今まで蹴ってくれてありがとうございました
いやいや、私はMではありませんよ。
バキッ
ああ…もう、私死ぬんだ。
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