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杏「…はぁ…っ」 私、ちゃんと美優の事 守れませんでした… 守りたかったのに… もっと…もっと頑張れば… 最終的には美優に 心配をかけてしまったし… 蓮「…自分の事責めすぎ」 杏「…え?」 蓮「顔に出てるよ。どーせ、もっとちゃんと頑張れば良かったとか考えてるんだろ?」 杏「…鋭いですね。守るって言ったんですけどねぇ…私、役に立たないみたいですね…」 蓮「あっちは絶対そう思ってないと思うけど?」 適当な事ばっかり… 結局…結局私は 何も出来なかった… 杏「…なんで貴方みたいな方に分かるんですか!何が分かるんですか!?…私は、結局何も…出来なかったんですよ…」 私はいつもそう… 守られてばっかで… 私は他人を守れる力が無くて 何の役にも立たない… 蓮「じゃあ、あの人は浅野さんを役立たずなんて思ってるとでも思ってるの?…あの人をそんな人だと思ってるの…?…それは、いつも一緒に居る…浅野さんが一番よく分かってるんじゃない?」 私は何故か自然と瞳から雫が流れた 杏「………っ…」 ガチャ… ドアが開いたと思ったらドアを開けたのは美優だった
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