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風と共にやって来た運命の人
、通り過ぎる人々が皆振り向いている……
貴女は金木犀の香りを纏い、
人はおろか草木、
動物さえも魅了する……
あぁ、
その唇に触れられるのは、
この世に僕しかいない。
この幸運があるのなら僕は明日にでもこの命を失うかもしれない…
しかし貴女はどんなことがあっても失わない、
それは運命で繋がっているから……
もう、
眩しすぎて何も見えない。
たしかに香る金木犀の香りをたどり……
僕は貴女へとたどり着いた。
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