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「なんでそこまで知ってるんだ、ですか?」
「…っ!」
…コイツ、超能力者か?
おれが思った事、すべてを口にする。
「そりゃ知ってますよ。首謀者だから。」
……………
な…………に…?
「ちょうどあの時は、先輩たちが志望校を決める時期でしたね。」
秋、だった…
冬に、移り変わる時期。
「平塚ナオが襲われた事件。」
そう…
おれ達は、塾が終わり、一緒に帰ってた…
いつもの別れ道で、いつものように別れ…
「仲間を数人引き連れて、平塚ナオを襲ったんですよ。」
おれは、平塚のノートを借りっ放しだったと気が付き、平塚の跡を追って…
「けど2発ほど殴ったあと、平塚ナオは気絶しちゃって、肝心な事は言えないまま。」
数人に囲まれ、踞る平塚を見つけて…
「しかも間宮先輩が駆け付けてくる始末。」
逃げる男達よりも、平塚が心配で顔などは見ず…
「結局、間宮先輩は平塚ナオが心配で高校一緒にするし。計画が狂いました。」
平塚は、制服を脱がされかけていた…
それは、犯される寸前だったという事…
その首謀者が石川リョウだと…?
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