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珊瑚「みんなありがとう！！じゃ、ちょっとシャワー浴びてくるから！！」
珊瑚は爽やかな笑顔をしながら体育館を後にした。
「はぁぁぁ～・・・来栖川先輩素敵ぃ～・・・」
「いつも前向きでひた向きよね～・・・」
後輩達は羨望の眼差しを、珊瑚の背中に向けてウットリしていた。
「ふ～ん・・・来栖川ってのはそんなに人格者なのか～・・・」
後輩達の背後から聞こえてくる質問に、振り向きもしながら後輩達が答えた。
「来栖川先輩はスッゴい前向きで、怪我とかしても『身体休めろって神様が言ってるんだよ。』とか言ってヘコタレないの。」
「ふ～ん・・・随分慕われてるようだなぁ・・・・」
「珊瑚先輩はいっつも優しくて、良く私達の相談にも乗ってくれるのよ～！！」
「ふ～ん・・・随分男にもモテるんじゃない？」
「珊瑚先輩は綺麗だし、ナイスプロポーションだし、ヒロインのスポーツの新体操部のエースだからね～・・・って、誰よアンタ！！」
一斉に後ろを振り返る後輩達！！
だが、そこには誰も居なかった・・・・！！」
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