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――母――
母は某、有名デザイナーと同じ服飾の専門学校の同級生で
卒業→ブランド設立の流れで
ブランドの創設時から父と結婚するまでの約7年間
某有名デザイナーと共に社内のトップとしてブランドを守って来た事が自分の誇りだと言います…
そして何より父を尊敬していました…
単身赴任で父が家を空けてる間
自分一人でも、しっかり子供を教育しなくては…
そんな思いでいっぱいだったそうです…
当時の母は偏見の塊で…
何かに付けて
『人生の勝ち負け』
を子供の私達に説きました
「勉強して良い大学出て
良い会社に入らなきゃいけないの…
そうしないと人生、負けなの」
それが母の口癖でした…
勉強が本当に嫌いだった私にとっては本当に嫌でした
もう母は恐怖の対照でしかなかった…
テストの点が悪いだけで家に入れてもらえませんでした…
塾、習字、算盤、水泳等々…
色々な習い事に私を通わせました…
本当に嫌でした…
私が習い事をサボると裸にされベルトで背中を何度も打ち付ける事や
真冬に風呂場に連れて行かれ
真水を何度打ち付けられた事もありました…
塾の宿題の問題が解けないだけで頭を掴んでテーブルにゴンゴンと頭を打ち付けられた事もあります…
何かと兄と私を比べて頭ごなしに怒りました…
そんな母が私にとっては当時の神でありルールでした…
私は小学3年生の時にバスケットを初めました…
もちろん大反対しました…
しかし父はそれを許してくれました
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