【-#01】

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ありえない事の事態に その日は父が帰って来ました… ガタガタ震えて泣く私に父は問いました 父「どうしてお兄ちゃんを刺したの? 何があったの?」 ォカ『…』 何も言えませんでした… 父「言えないかぁ… ぢゃ何で今、泣いているの?」 ォカ『息の根を止められなかったから… 生きてる限り… また仕返しされる… また毎日殴られる… 殺さなきゃ… 殺される…』 本気でそう思ってました… もう… この時、既に私は壊れていたのかもしれません… 小学5年生の子供が人を刺してしまった罪悪感よりも… トドメを刺せなかった事に泣く… 普通ならば、あり得ない事です… その後、父と母の話し合いになりました… 父は私を誰よりかばってくれました… 初めて父が怒ってる所を見ました… 母を怒鳴りつけました… そして病院側の気遣いもあり 警察だ施設だと言う話しにはならず 家に帰る事ができました それ以降、母からの兄弟の差別はなくなりました… しかし私は心を閉ざしてしまいます… 自分のせいでお父さんとお母さんが喧嘩してる… やっぱり僕は悪い子? そう思いました… どんどん歪んで行きます… それ以降、笑わない子になって行きました… 誰にも言えない過去…
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