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やはり彼女は一人ポツンと席に座っている。
そして何やらゴソゴソと机の中の物を整理しているようだ。
友達も話をする人も居ない人間の典型的な行動だとその姿を見て私は思った。
それを証拠にほらね、さっきから同じ行動を二度、三度と繰り返してる。
さっきも机の中の教科書を全て取り出して角に溜まっているゴミを取ったばかりじゃない。
私は心の奥底で彼女を嘲笑った。
「今日はこっちに来ないね山田さん」
私の視線の先に気づいたのか石ちゃんが明ちゃんをチラッと見たあと静かな声でそう言った。
「実は昨日の夜、明ちゃんから電話があってね…」
私は二人に昨日の夜、明ちゃんから電話があった事そしてハッキリと自分の意思を伝えた事を話した。
その日から明ちゃんは完全にクラスの皆から孤立してしまった。
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