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相瀬君に見られても恥ずかしくないように顔を作らなくちゃ。
このブスな顔が少しでもマシに見えるように…。
私の中でプレッシャーがまた大きくなってしまった。
「相瀬君の目にも入るかと思うと楽しみだけど…それ以上に不安ですね何だか…少しでも良い顔を作らなきゃって、でも私が可愛く見える瞬間なんてありえるのかな…って」
話ながらネガティブな自分に嫌気がさす。
「良い顔をしよう良く見せようなんて無理に思わなくていいのよ」
遥さんは優しい表情のまま話を続けた。
「律ちゃんが相瀬君を思う気持ちは本物でしょ?」
私は遥さんの問いかけに無言でコクリと頷いた。
だけど私の相瀬君を思う気持ちと撮影に何の関係があるのだろうか。
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