読者モデルの撮影

12/18
前へ
/457ページ
次へ
気になってどうしようもなくなった私が思い切って相瀬君にメールを送ったのは今から30分位前の事だ。 もういつ返信が着てもおかしくない。 逆に言えば、これ以上時間が経てば返信が来る確率は低くなる。 その時、心が弾む振動が私の体に響いた。 携帯電話の画面には新着メールを知らせる表示がある。 「やったー」 私は一人きりの部屋でガッツポーズを決めた後、メールを開いた。 本文 見たよ、緑川が載ってる雑誌。 驚いてさ声掛けられなかっただけなんだよね。 緑川が遠くに行ってしまった気がするよ~(笑) 相瀬君からのメールはいつも通りで私を安心させた。 遠くになんて行ってないよ? 私は貴方に近づいて行ってるんだよ?
/457ページ

最初のコメントを投稿しよう!

352人が本棚に入れています
本棚に追加