あくま1

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「はぁっはぁっ糞ッ!天使の奴等地味に距離を詰めてきやがる!」 悪態をつきながらも逃げ足の速さは緩めない。それが安心の悪魔クオリティー。 「けっ結構距離は稼いだよな!?」 バッと音が出る位の勢いでランセが振り向くと、さっきまでは50メートル程後ろに居た筈の天使達3人が3メートル程にまで距離を詰めていた。 「嘘ォォォ!?」 そもそも天界に居るせいで力が弱く、翼が出せないで走る悪魔と、天界こそが住み家の天使(+翼付き)とでは徒歩と自動車並の差があった。
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