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「そうですよね。信じてもらえませんよね。まあ、とりあえず話を聞いてください」
少し落ち込みつつ、話を進める神。
「はい」
「まず、貴方は自分が死んだことを自覚していますか?」
「はい……」
少年は死の直前の記憶と痛みを確かに覚えていた。
「で、ちょっと相談なんですけど記憶を持ったまま異世界に転生してみませんか?」
「転生……ですか?」
「はい、本来なら人は死ぬと全ての記憶が消され、新たな人間として次の人生を歩みます」
「そうなんですか。じゃあどうして僕にそんな提案をするのですか?」
「実は……手違いでとてつもない才能を持った、分かりやすく言うとチートな人間がその異世界で生まれることになったんです」
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