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少年が異世界に転生して5年、かつて少年だった少女はグラスディア帝国連合第二皇女エレナ・リア・ヴェサリウスとして暮らしていた。
エレナは最初こそなぜ女? と、神に不信感を持っていた。
しかし世界有数の大国の皇女という金、権力、名誉などの俗世の力をほぼ全て手にできる立場はまんざらでもなかった。
さらにこの世界には魔法があり、彼女はその才能も持ち合わせていた。
彼女自身なんてチート……と思った。
だが、自分と同等あるいはそれ以上のチートな人をどうにかしなければいけないから仕方のないことと判断してそれ以上考えないことにした。
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