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妖怪の山 河童の里
ガシャン!
「なに!?」
緑の帽子とリュックを背負った少女が驚きの声を上げた
「私よ?にとり、貴方に頼みがあってね」
「紫から私に頼み事なんて珍しいね」
「さっき落とした者があるでしょう」
「あぁ、コレ?」
にとりはヒューマノイドを指差して言った
「そうソレ。自律して動くようにして欲しいのよ」
「自律!?無理!」
「あら?出来ないのかしら?河童の科学力もその程度ってわけね」
紫はにとりを挑発した
「分かったよ!自立させてみせる!」
にとりは紫の挑発に乗ってしまった
「そう言ってくれると思ってたわ!絶対に必要な部品と設計図は取ってきたわ。足りない部品は河童の技術でどうにかして頂戴」
紫はそう言ってスキマから部品と設計図を出した
「了解!」
にとりのその言葉を聞いて紫はスキマに消えた
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