塹壕戦

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「100ヤードです!!撃ちましょう大尉!!」 「速射!!」 イギリス軍の塹壕から放たれた無数の銃弾がドイツ軍の隊列に突っ込んでいく。 「再装填!!各自自由に撃て!!落ち着いて狙えば勝てるぞ!!」 猛烈な射撃でドイツ兵は次々と折り重なって倒れていく。                  「いいぞ!!その調子だ」                      が、突然、右翼の機関銃が沈黙した。向こうから右翼を担当していた機関銃班の班員が狭い塹壕を走ってくる。 「大尉!!ハリーとジョナサンがやられました。 手投げ弾です。機関銃も駄目です。班長は増援を寄越して欲しいと・・・」           ハリーとジョナサンは右翼の重機関銃班だ。重機関銃が無ければ鉄条網でくぎづけにされたいた敵が突っ込んで来る。 「軽機関銃を回してる余裕は無い堪えさせ・・」 その時、案の定敵が突撃してきた。 「畜生!!突っ込んで来るぞ!!」 「全員、白兵戦用意!!塹壕をわたすな!!守り通せ!!」 「くたばれドイツ野郎!!」 近くの兵士が叫びながら塹壕に手投げ弾を投げこもうとしていたドイツ兵を射殺した。
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