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「じゃあロングホームルームの時間はお前らで文化祭の準備の時間で使ってくれ。代表の指示に従ってしっかりやれよー」
そう言い残して、用事があるからと担任が出ていった途端にクラスの中が騒がしくなる。
分担毎に集まって準備を進めるらしい。
「ペンキこれに塗ればいいー??」
「この看板ってさー・・・」
たくさんの声の中作業を進める。
「あ、結衣。ちょっと木材と釘足りないかも」
水樹が結衣に言う。
「あ、本当??じゃあ下の倉庫に去年の残ってるか見てくるよ」
今日は奈美は早退したため四人での作業だ。
結衣が廊下へ出たとき、水樹が悠真に声をかけた。
「藤堂くんも、結衣に着いてったあげて」
どうやら今手を空いてるのは自分だけらしい、それに気付いた、悠真は急いで結衣のあとを追った。
まだそれほどまでに距離は離れてなかったので、すぐに追い付いた。
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