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「直くん、じゃあまた呼んでね」
「あぁ、真里さん、また来てね」
爽やかな笑顔で、自分の部屋から見送る。
一人暮らしをしているマンションの一室のカーテンを開け、さっきまで二人でいたベッドに横になる。
真里と呼ばれた女性は、直哉よりも六つ年上だった。
竜崎 直哉は通称、『年上キラー』とも呼ばれていた。
整った容姿であるから、もちろん同級生の女の子たちにも、ファンクラブがあるくらいの人気はあった。
ただ、後が面倒ということで、直哉が手を出すのは大抵年上の女性たち。
それなりに同級生の相手もしていたが、楽なのはやはり大人の女の方だった。
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