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「かず、お待た~」
パッと振り返って一瞬嬉しそうな顔をしたように見えたのはきっと俺の気のせい。
風邪ひくなんて俺の心配なんかしてる和也にまた好きの気持ちが溢れそうになる。
なあ、お前に触れたいよ
早く、
早く、
早く。
わざとおどけた感じで髪に手を伸ばす。
反応を示した君にゆっくり口角が上がった。
君はこの感覚に戸惑ってるみたいだけど、
逃がさないよ。
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