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「あっかめ起きた?」
かけられた声に顔を上げればドアの前に立つ赤西と目が合った。
『…………。』
やべ~~~…。
どんなふうに接したらいいのか分かんねえ
「朝ごはん作ったから食べて?」
言いながら床に散らばった俺の服を集めてくれる。
「はい。」
………渡された服に俺はどんな反応すればいいの?
「…じゃ向こういるから。冷めちまうから早く来いよな。」
バタンと閉まったドアに
『…プハーッ』
無意識に止めていた息を吐き出した。
どうやら緊張してしまったみたいで。
仁相手に。
渡された服に目を落とせば
『やっぱ現実だよな~;』
また頭を抱え込み深いため息をついた。
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