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やべ、反らしちまった。
けど今さらどうにもできない。
ガーッとご飯をかき込んで
『ごちそうさま。』
気まずさにそそくさと食器を片付けていたら
「あ~いいよ、俺がやっとくから。かめはシャワーでも浴びてきたら?」
『え?あ、じゃあそうさせてもらおうかな。』
意外と気が利く赤西の言葉にリビングを出ようとした―‥
が足に力が入らなくてカクンとその場に崩れ落ちた。
「かめ!!大丈夫?!」
慌てて赤西が抱き起こそうと駆けつけてくれるけど
『腰、痛って~~‥、』
まじ痛くて足に力が入らない。
腰から広がるズクンという鈍い痛さに
俺、今日仕事できるのかな……
なんてことを不安に思って。
「…ごめん、昨日俺がムリさせたから…。」
ふいに落とされた爆弾。
昨日という言葉が指しているものに
一気に頬が染め上がる。
『べべべべ別にお前悪くねぇし!/////』
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