甘美

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「もっいいよっ」 それ以上触れられたくなくて、ごまかすように椅子から立ち上がった。 「ダメだって」 「大丈夫だからっ」 振り切るようにソファーに移動する。 何か、俺…変だ 「かず~?」 仁も付いてきて俺の隣に座る。 「どしたの?」 「なんでも、ない…」 だから今、俺に触れないで そんな心の声など届くはずもなく 「体調でも悪い?」 そう言って、肩に手をおかれた。 「んッ…」 ただ肩に手をおかれただけ ただそれだけなのに甘い痺れが走る。 「ハァ…//」 胸に何かが詰まった感覚。うまく呼吸ができない。 自分でも目が潤んでくるのが分かる。 何で? どうしたの、俺? .
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